Pumpkin Scissors(11)(15)

抗・帝国軍(アンチ・アレス)により、セッティエームたちがいる合同会議場、「言語の塔」が占拠されました。彼らは人質に対し、容赦ない扱いを行っていきます。この巻では、女性、子供、一般人など、今までになかった人数の人々が亡くなります。ランデル伍長は街中で戦車と対峙し、アリス少尉は戦災シンポジウム会場で足止めを食らい、ロゼッタ看護士は野戦病院で奮闘。それぞれの戦いが過熱していきます。アリスは毅然として正義を貫き、ロゼッタ看護士は職務に対し迷いを見せない。そんな凛々しい彼女らの姿には惚れ惚れしてしまいます。これまでに複雑に敷かれた伏線が回収され、さらには新たな伏線が張られていく様子は圧巻です。この盛り上がりには、次巻への期待が膨らみます。
一度休載したため、絵のタッチが途中でガラリと変わっていますが、物語は相変わらず面白いです。
「0番地区」の抗争の火種として、0番地区派閥ボルモン派の幹部、好色男キャラダインの暗殺が計画されます。キャラダイン暗殺を防ぎ、0番地区抗争を防ぐため、オーランド伍長はじめ陸情3課および彼の家族たちが奔走します。
全巻で戦災復興について思い悩んでしまったアリス少尉でしたが、この巻でついに一つの答えにたどり着きます。
オーランド伍長の昔の家族たちも登場しますが、皆さん良い個性をお持ちです。
特に今回、オーランド伍長の昔の家族の一人アベルは、中途半端なことしかできていないオーランド伍長を諭すなど、その存在感を感じさせます。
そして、今回も物語がクライマックスを迎えたところで、次巻に続きます。

2016年11月07日