Pumpkin Scissors(17)(8)

抗・帝国軍(アンチ・アレス)による一方的な虐殺。しかし、攻撃を受けながらも帝国軍は心が折れたわけではありませんでした。ついに反撃の狼煙があがります。これまでただただ殴られ続けていた帝国軍でしたが、それだけにこの巻での反撃は爽快の一言。前巻までのフラストレーションも一掃されます。ハーケンマイヤー三等武官やアリス少尉だけでなく、看護師たちも信念を持ち戦う女性の姿はとても格好が良く、ゾクゾクするほどです。中でも、ハーケンマイヤー三等武官の葛藤、そしてそこから活躍は必見です。オーランド伍長も、とうとう再始動するようですが……? この巻はまさにターニングポイント。熱くワクワクする展開に、次の巻への期待が膨らみます!孤立した町の秘密と陰謀を探る今回の物語は、二組の少尉と伍長の恋愛物語も絡み、まるで、スパイ映画を見ているような気分になります。
静かに燃える、コールド・ヴィッター少尉が大変よろしいです。
独立国境警備隊が住人を支配している謎、そして街が生きながらえるための秘密が徐々に明らかにされていきます。
すべての原因となった、かつての帝国軍が隠そうとした事実とはなんだったのか・・・。緊張感のある展開が続きます。
この巻は、派手なアクションシーンは無く全体的に地味な印象がありますが、キャラクターの描き方が特にすばらしく、誰もが人間味のある良い顔を見せています。
世界観にどっぷりとつかるためにも、7~9巻は一気に読むことを強く推奨します。

2016年10月19日